東京大学 2018年度S-セメスター 水曜日5限目
   教員名:Hermann Gottschewski
   連絡先:gottschewskiアットfusehime.c.u-tokyo.ac.jp
   科目名:比較文化論
   テーマ:ベートーヴェンの器楽作品におけるソナタ形式

授業の目的
西洋音楽史においてソナタ形式の発展は最も興味深い項目の一つで、その発展においてベートーヴェンは中心的な役割を果たした。本授業では曲分析を通してベートーヴェンの器楽曲におけるソナタ形式の発展と代表的な作品を概観したい。

変更もあるかもしれないが、現在(1月)は13回の授業のスケジュールを以下のように考えている。これからここに授業で扱われる曲の楽譜と関連資料、聴覚資料へのリンクなどをアップしていくので参加者は必ず毎週このホームページをチェックすること。なおブラウザーによって最新データが表示されない場合もあるのでページを開いてから一度リロード(再読み込み)してみてほしい。

1「ソナタ形式」という概念について
2ソナタ形式が見られる主な音楽ジャンル(ピアノソナタ、弦楽四重奏曲、その他の室内楽、交響曲、協奏曲)と楽章(第一楽章、緩徐楽章、終楽章)
3ソナタ形式を持つベートーヴェンの全作品の概要(作品番号が付いている作品のみ)
4是非知るべき代表的な作品
5ソナタ形式における「主題」と「調性」の役割
6導入部の有無、繰り返しの有無、結尾部の有無
7提示部の特徴、長調と短調の場合
8提示部と再現部の関係、長調と短調の場合
9展開部の特徴
10展開部と結尾部の関係
11ソナタ形式から見る初期・中期・後期の作曲様式の特徴と発展
12他の音楽形式における「ソナタ形式的な面」
13まとめ、質疑応答

基本的な資料

各週の講義資料



リンク