東京大学 2013年度冬学期 水曜日5限目
   教員名:Hermann Gottschewski
   連絡先:gottschewskiアットfusehime.c.u-tokyo.ac.jp
   科目名:比較文化論
   講義題目:西洋音楽の文化史–ドイツの音楽を中心に

授業の目的
この授業の目標は「音楽は文化の現象であり、歴史の中で解釈しなければならない」という説のもとで音楽・作品・演奏・受容に対しての問題意識を育てることである。西洋音楽、とりわけドイツの音楽を中心に講義を進めて行こうと考えている。ここで「ドイツの音楽」というのは必ずしも「ドイツ文化の中の音楽」に限るものではなく、ドイツに起源を持ち、ドイツ以外の地域で受容された音楽も含むものとして解釈していただきたい。西洋音楽文化史の中で、そして近代のアジアの西洋音楽受容史の中で、ドイツ音楽がどの様な位置を占めてきたか、という問題もこの授業の一つの焦点となる。

授業の概要
ガイダンスの後は8回に渡って西洋音楽史(ドイツを中心に)を時代毎に、その時代の社会的・文化的な発展と結びつけながら代表的な音楽のジャンルを紹介し、時間が許す限り代表的な作品(またはその一部)を聴かせる。残りの4回は「言語圏を超える声楽作品」、「世界に影響を及ぼしたドイツの音楽教育」などというテーマで、ドイツ音楽やドイツ音楽文化が世界に持つ意義を論ずる。

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