東京藝術大学 2021年度 月曜日5限目
   教員名:Hermann Gottschewski
   連絡先:gottschewskiアットfusehime.c.u-tokyo.ac.jp
   科目名:西洋音楽演奏史
   テーマ:西洋音楽の演奏解釈史I-録音以前(夏)、西洋音楽の演奏解釈史II−録音時代(冬)

2021年度には多少の取り捨ても検討中だが、主に2019年度の授業の内容に従って進みたいと考えている。2019年度には以下のテーマを扱った。

夏:
1)概要(一回目)
2)音楽史の中で見るベートーフェンと「演奏解釈」(数回の授業に渡って、ベートーフェンの同時代から19世紀末までの様々な一次資料を検討しながら)
3)19世紀のバッハ受容と演奏史(数回の授業に渡って、平均律の出版譜、オルガン曲のピアノ編曲、オルガン演奏を取り上げながら)
4)R. ヴァーグナーと古典音楽の演奏(1869〜70年の著作「指揮について」を中心に、20世紀初頭の録音と比較しながら)
冬:
5)人間の演奏を模倣する機械と録「音」以前の演奏記録
6)ピアノロール/ロールピアノの時代(数回の授業に渡って、音楽分析の方法を導入しながら)
7)演奏者による装飾音の問題:モーツァルトのピアノ協奏曲第26番 KV 537(「戴冠式」)の第二楽章を事例に
8)Hans Zenderの「作曲された演奏解釈」(シューベルトの「冬の旅」、1993年)に反映される西洋音楽演奏解釈史


ご興味がある方は2019年度の記録をご覧ください。